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吉富 寛; 古渡 意彦; 萩原 雅之*; 長畔 誠司*; 中村 一*
no journal, ,
ICRPによる眼の水晶体の線量限度低減勧告を受けて、眼の周辺での追加モニタリングやモニタリング量についての議論がなされている。眼の水晶体被ばくの管理には、追加モニタリングを要求すべき作業者をもれなく特定し、確実かつ適切にモニタリングを実施することが必要である。しかし、これまで追加モニタリング実施の意思決定は経験的で曖昧であることが課題であった。IAEA技術文書でも指摘されているように、その意思決定には被ばくの不均等性が重要な因子である。そこで、著者らは、これまで眼の水晶体モニタリングに係る被ばくの不均等性を表す定量化指標(HI)を導入し、事前評価したHIによってモニタリング要否の判断を行う枠組みを提案した。本研究では、加速器施設における作業場において、このHIによる被ばくの不均等性の評価を試みた。経験的に均等被ばく、及び不均等被ばくと考えられる状況に適用し、計算により評価した値とファントム実験により得られた実測値とを比較した。何れのケースにおいても適切にモデリングを行えば、実測値を再現し、被ばくの不均等性を定量的に評価できた。また、放射化した空気による被ばく状況に関しては、経験的には均等被ばく状況と考えられたが、その不均等性は大きく線源の広がりや線の影響を考慮する必要があることが分かった。